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マリア様がみてる 24 仮面のアクトレス (コバルト文庫)

今巻は短編と中編の2本立て
黄薔薇、真剣勝負
黄薔薇様、妹に物を破壊されまくる。しかも妹は更にその妹(候補生)にお熱を上げつつあり、姉である黄薔薇様はアウトオブ眼中になりつつあるという感じ。黄薔薇様カワイソ(-_-;)
で、その妹(候補生)こと菜々嬢（俺的にはBAMBOOの珠ちゃんがイメージ。まあ珠の方が全然強いが）と黄薔薇様の互角稽古。先輩の威厳と怖さを見せつけるべく防具を着けていない所を竹刀で叩き、動きの止まった所で「ボヤボヤするな！」と首に腕を巻きつけて床に叩きつける……何てことはせずにスマートに終了。
きっとこれから令(黄薔薇様)＆由乃から由乃＆菜々に移行するんだな。その転換期的な話だったなと。
仮面のアクトレス
こっちがメイン、生徒会役員選挙の話。先輩後輩のラインがきっちり出来ている名門女子高で、生徒会役員の補佐として実績を積み上げてきた2年生3人VS演劇部1年生。
1年ながら演劇部の主役に抜擢されるくらいなので知名度はあると思われ。でもその中には悪名も含まれる、1年1学期に2年生に喧嘩を売ったとか。生徒会役員になるための実績は皆無とは言わないけど2年生のお手伝いと言う感じだったので、実績面では完全に負け。ホームとも言うべき自分のクラスでも応援を一切拒否。
そんな状態で選挙に勝てるわけがない。勝つ気がないと言う事を志摩子さん祐巳さん由乃さん、誰か早く気付いてよ。乃梨子か蔦子さん辺りでも。最後まで気付かないなんてどうよ。
演劇部1年生こと瞳子は、ここまでクラスメートを突き放し嫌われる行動を取りまくっているんだから、やっぱり学園を去る気満々なんだろうね。前々から瞳子イラネと思ってたけど、最近愛すべき嫌われキャラと思うようになってきた。良い人ばかりのなかで貴重だす。

BAMBOO BLADE (1) (ヤングガンガンコミックス)